霞が関パートナーズ法律事務所の弁護士伊澤大輔です。

 

私は、裁判所から破産管財人に選任され、常時、何かしらの管財業務を遂行していますが、これは破産の申立代理人である他の弁護士の事件処理に直接接することができ、とても勉強になります。

 

かつて下町で工場を経営していた高齢の方が自己破産をし、その破産管財人に選任されたことがありました。

おそらく長年営んできた工場を閉鎖することになり、心の支えを失ったこともあるのでしょう。その破産者は、破産手続き中、急速に認知症が進み、度々、問題行動をとるようになりました。

 

そんな破産者のために、申立代理人のA弁護士は、福祉課に出向いたり、関係者と連絡を取り合うなどしてまめに面倒をみていらっしゃいました。もちろん、そこまでするのは申立代理人の職務ではありませんが、A弁護士は、労を厭わず、丁寧に対応されていました。

A弁護士は年配の先輩弁護士でしたが、人柄や日頃の仕事ぶりがしのばれ、敬服しました。

 

私も、そのような、依頼者の人生に寄り添って行動する弁護士になりたいと思いました。

 

寄り添う

 

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