ご挨拶
弁護士になり、早くも20年間が過ぎました。
これまで数千件にも及ぶ様々なご相談・ご依頼を受けて参りましたが、一つ一つの事案について丁寧に資料を読み込み、文献や判例を納得がいくまで調査・分析し、真剣に取り組でできました。また、どのような相手とも直接会って厳しい交渉をし、妥協せず、職務を遂行してこられたことに、幸せを感じております。
平成29年1月に当事務所を開設するまで、私は企業法務を多く扱う法律事務所において十数年間パートナーとして執務しておりました。事務所自体は弁護士数名の小さなものでしたが、大手法律事務所と競合し、限られた時間の中で的確に、質の高い結果を出すことを心掛けてきました。
弁護士の仕事は職人業です。事件に決して同じものはなく、解決方法もそれぞれ異なり、その解決方法は、一つ一つがハンドメイドです。これからも自分の目の行き届く範囲で依頼を受け、責任をもって職務を遂行し、依頼者の方々の最善の解決のため、日々精進して参ります。
代表弁護士 伊澤大輔
自己紹介
座右の銘
仕事巧遅は拙速に如かず
人生人間万事塞翁が馬
私の得意なこと
同じことを反復継続して、コツコツと積み重ねていくことです。だいたい「3歩進んで2歩下がる」の繰り返しなのですが、後で振り返ってみて成長を実感できると、かけた時間と労力の分だけ、喜びもひとしおです。簡単に手に入ることには興味がありませんので、そのプロセスを楽しんでいるのかもしれません。最近、人から、「ストイックだ」、「凝り性ですね」と言われることが多くなりましたので、歳を重ねるごとに、ますますその傾向が強くなってきているようです。
自分の性格でよかったと思うこと
他人と自分を比べないことです。身近に若くして成功した経営者がいたり、事務所を大きくしている同業者をみても、よく勉強し、努力しているなぁと感心し、リスペクトはしますが、羨ましいと思うことはとんどありません。人の評価を気にせず、自分を「良く見せたい。」とか、「悪く見られたくない。」と思わないからかもしれません。もっとも、人を不快にさせないことや、身だしなみや清潔感には気を使っております(笑)。
人生で大切にしていること
自分に嘘をつかないことです。「信念を貫く」、「目先の利益に魂を売らない」と言い換えることができるかもしれません。愚直で、時には損な生き方かもしれませんが、これまでそのように生きてきましたし、これからもそのように生きていきたいと考えております。
弁護士として心掛けていること
「人としての誠実さ」と、「職務に対する清廉さ」です。弁護士は、人の人生をお引き受けする仕事です。私は決して聖人君子ではありませんが、常に、その職務の重みに畏れを抱き、誠実さと清廉さを兼ね備えなければ、弁護士として十全の職務遂行をすることはできないと考えています。
理想としている弁護士像
優秀な外科医は、症例に応じて、目標に向かって、最善のルートを最短で突き進み、想定外のことが起きても、瞬時に決断し、リカバリーすると聞きます。かくありたいと思っています。また、ゴルゴ13のように、1発で仕留め、依頼を完璧に遂行できるようになりたいですね。
弁護士になって良かったこと
その①
人の人生を間近で追体験できることです。自分の人生は一度きりしか生きることができません。しかし、弁護士として、依頼者か相手方かを問わず、様々な業種の方をはじめ、数千億円の資産を有する方や著名な経営者から、その日の食事にも困っている方や犯罪者まで、1対1で濃密な時間を共有し、その人の価値観や生き様に触れることにより、自分の人生を見つめ直し、チューニングする機会を得られること、それこそが弁護士業の最大の報酬であると感じております。
弁護士になって良かったこと
その②
自分の価値観やものさし、あるいは常識(と考えられること)で物事を判断しなくなったことです。本当に世の中には、色々な人がいて、自分の価値観とは違う人がたくさんいます。たくさんの人を相手にしているうちに、自然と、自分を基準にして、それは正しい、間違っていると断定したり、自分の価値観を他人に押し付けることがなくなりました。人のあるがままを受け容れるようになってから(多様性受容と言うようです)、悩むことがあまりなくなり、心が軽くなりました。
気にかけている社会問題
「子供の貧困」と「貧困の連鎖」です。給料日前になるとおかずが買えなくなる母子家庭や、家族で鍋を囲んだ経験がない高校生がいるとの報道に接したことがあります。つつましくも、ひもじい思いをすることなく、3食栄養価のあるゴハンが食べられ、経済的事情から、自らの進路を断念することがない社会であってほしいと思います。
あと、最近は、ヤングケアラーの問題ですね。家族のサポートをせざるをえない状況に置かれている少年・少女が自分の将来の可能性をつぶされることなく、より良い人生を送れることを願っています。
※子供の貧困問題や子供食堂の運営などに関し、弁護士の協力を必要としている方は、ご協力いたしますので、ご遠慮なくご連絡下さい。
将来の目標
近代建築の巨匠、フランス人建築家ル・コルビュジエは、前川國男、坂倉準三、吉阪隆正という、3人の優秀な弟子を育てました。名建築家には及ぶべきもありませんが、残りの弁護士人生をかけて、依頼者から全幅の信頼を受け、社会に貢献する、次世代の有為な弁護士を育てたいと考えております。
趣味
「筋トレ」です。実は、私は4年くらい前までかなり太っていて、90kgくらいありました。そこから、食事制限と筋トレで、最大60kgくらいまで絞りました。人間というのはよくできているもので、身体を絞っている間、エネルギーのすべてを最低限の生命維持にまわすためか、ありとあらゆる欲求や煩悩がなくなっていき、考え方がどんどんとシンプルになっていきました。私は、自分の価値は何か、何に幸せを感じるのか、自分のことが少しわかりかけたような気がしました。
その他の趣味・・・、散策・街道歩き(最近、毎週末、20km以上歩いています)、街歩き(アド街は欠かさず観ています)、美味しい物を食べること(井之頭五郎のように)、自家焙煎珈琲(モカのフルシティをドリップで淹れたものが特に大好き)、茶道(裏千家)、囲碁(5段)、水泳
主な顧問先・依頼先企業の
業種
損害保険会社(交通事故、企業・施設賠償責任等)、不動産(売買、借地権、仲介、賃貸管理、競売等)、建設・建築、測量、人材紹介、人材派遣、再生可能エネルギー、運送・引越業者、電化製品メーカー、輸出入業者、飲食店、システム開発、IT企業、工業デザイン、衣料品メーカー、通信教育、コンビニ、石油元売・販売、鉄鋼、タクシー会社、古物販売等。
経歴
平成13年 | 弁護士登録(東京弁護士会所属、54期) |
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平成14年 | 霞が関パートナーズ法律事務所パートナー 東京弁護士会常議員 |
平成15年 | 民事介入暴力対策特別委員会委員 |
平成16年 | 一橋大学法科大学院学習アドバイザー |
平成18年 | 暴力団追放運動推進都民センター相談委員 |
平成24年 | 同センター不当要求防止責任者講習講師 |
平成26年 | 民事介入暴力対策特別委員会副委員長 |
平成27年 | 大原学園横浜校の教育課程編成委員、学校関係者評価委員 |
平成29年 | 虎ノ門桜法律事務所開設 |
令和元年 | 東京都弁護士協同組合理事(現任) |