TRIVIA

トリビア一覧

このページでは、珈琲に関する様々な知識やうんちくをご紹介させていただきます

 

 

焙煎度とは?

 

 

新卒くん

新卒くん

自分の好みにあった珈琲を選ぶにはどうすればいいですか?

苦い珈琲が苦手で、軽く酸味のある珈琲が好きな方には、浅煎り(ミディアムロースト、ハイロースト)、反対に、酸味が苦手で、コクや苦みのある珈琲が好きな方には深煎り(フレンチロースト)がおススメです。バランスのいい珈琲が好きな方は中煎り(シティロースト)ですね。

ちなみに、マスターが好きなのは、中深煎り(フルシティ・ロースト)です。フルシティのシングルを出す自家焙煎珈琲店が増えると嬉しいなぁ。

マスター

マスター

 

 

No.1はない!?

 

 

新卒くん

新卒くん

カフェメニューでこのような表記を見かけることがあります。「ブラジル」は生産国、「サントス」は積出港ですが、№2とはなんでしょうか?

№2は、生豆300g中に混入されている欠点豆や不純物の欠点数が4点以内の最上級品です。実は、ブラジルの珈琲豆には、№1という等級がなく、№2が最上級です。欠点豆が1つもないものは安定供給できないということがあるのかもしれませんが、農作物に完璧なものはないという奥ゆかしい考え方に基づいているんですね。

マスター

マスター

 

 

ナチュラルとウォッシュド

 

 

新卒くん

新卒くん

「ナチュラル」とか「ウオッシュド」とか記載されていますが、これってどんな違いがあるんですか。

珈琲豆というのは、コーヒーチェリーという赤い果実の種子なんですが、収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾燥させるのが「ナチュラル」、果肉を剥いて、水に浸して発酵させ、水洗いした後に乾燥させるのが「ウオッシュド」です。

ナチュラルは、より果実の風味が豆に濃縮されるので、複雑で果実味溢れる風味の珈琲であるのに対し、ウオッシュドは、比較的すっきりとした、クリアな風味の珈琲になります。ナチュラルは、水源の乏しい場所でも珈琲豆を精製することができ、昔から行われていた精製方法で、最近は水事情もよくなり、品質が安定するためかウオッシュドが多くなりましたが、どちらが高級とかの問題ではなく、好みの問題ですね。

カフェによっては、同じ産地のナチュラルとウオッシュド両方の珈琲豆を置いている場合がありますので、飲み比べして、味の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

マスター

マスター

 

 

ピーベリー

 

 

Nちゃん

通常、コーヒーチェリーには、向かい合わせに2つの種子が入っているんですけど、時々、1つしか入っていないものがあるんです。これがピーベリーです。枝の先端にできることが多いとされていて、2つに分けられる栄養分が1つの豆に集中するので、より風味が豊かに感じられるんですよ。収穫量も少なく、ハンドピックで選別する必要があるから、希少性が高く、高値のことが多いですね。

これに対し、2対になっている一般的な珈琲豆は、接する面が平らなことから、平豆(フラットビーン)と呼ばれています。

マスター

マスター

 

 

珈琲豆の発祥地

 

 

多く流通している珈琲豆(アラビカ種)は、エチオピアのアビシニア高原が原産地と言われています。一説には、南スーダンあたりとも言われていますが。

昔、羊使いのカルディが、普段寝静まるはずの山羊が夜興奮して跳ね回っているのを不思議に思っていたのですが、ある日、山羊が野生の赤い実を食べていることに気づき、まねて口にしてみたところ、気分が高揚し、山羊と一緒に踊り出したという伝説も残っているんですよ。

かつては、回教の僧侶が眠気覚ましの秘薬としても飲用していたとか。16世紀には、アラブからヨーロッパへと輸出され、さらに世界中で愛飲されるようになったのです。

マスター

マスター

 

 

モ カ

 

 

Nちゃん

イエメンにモカという港街があるのですが、15世紀に、エチオピアやイエメンの珈琲豆がモカ港から積み出しされていた名残なんです。

イエメン産では、モカ・マタリが有名ですし、エチオピア産では、モカ・ジンマ、モカ・ハラー、モカ・シダモなどがあります。後ろの「マタリ」や「ジンマ」というのは産地名です。生産量でいうと、エチオピア 産が96%で、イエメン産は4%しかありません。

一般的に、「モカ」というと酸味が強く、フルーティーな香りが特徴ですが、中煎り以上に焙煎すると、酸味が抑えられ、華やかさと奥行き、コクが感じられるマスターの大好きな珈琲です。

ただし、「カフェ・モカ」というのは、チョコレートソースやホイップクリームを加えて作るバリエーションコーヒーのことで、産地とは関係ありませんので、注意してくださいね。

マスター

マスター

 

 

シングルオリジン

 

 

新卒くん

新卒くん

ストレートコーヒーやブレンドコーヒーとどう違うのですか?

自然環境、品種、精製方法、農園、生産者名などがわかりやすく、トレーサービリティ(産地履歴追跡)に優れています。

これに対し、インドネシアのマンデリンや、タンザニアのキリマンジャロといった原産国の地域ごとに大きく分類したものをストレートコーヒーというんです。シングルオリジンは、それよりもより細かい分類ですね。

また、ブレンドコーヒーというのは、複数の原産国・生産地の珈琲豆をブレンドしたものですね。

マスターは、珍しいシングルオリジンを見つけると飲まずにはいられないのです。新卒君もぜひ、シングルオリジンで、それぞれの珈琲豆の個性を楽しんください。

マスター

マスター

 

 

アラビカ種

 

 

新卒くん

新卒くん

ほとんどアラビカ種なんですね。

主に高地で栽培されていて、三大原種の中でもっとも風味がよく高品質なものが多いのです。

前にも、お話ししましたが、エチオピア原産と言われ、かつてアラビア人が独占栽培し、交易品として広めたことが名前の由来なんですよ。

これに対し、ロブスタ種は特有のロブ臭(焦げた麦のような臭い)があり、ストレートでは飲めないのですが、液量がとれる上に価格が安いため、缶コーヒーやインスタントコーヒーに多く用いられる工業用の珈琲豆ですね。

また、リベリカ種は、リベリア原産なんですが、日本では全く流通していません。

マスター

マスター

 

 

○○マウンテン

 

 

新卒くん

新卒くん

珈琲豆には「マウンテン」とつくのが多いですね。

他にも、コロンビアのエメラルド・マウンテン(エメマン)、

キューバのクリスタル・マウンテン、ジャマイカのハイマウンテンとかいずれも「カリブ海系」の珈琲豆ですが、他にも、インドネシアのガヨ・マウンテンとか・・・数えてみると、確かに、「マウンテン」とつくものがたくさんありますね。

アラビカ種の高級豆は、高地栽培されていて、そのエリア名で呼ばれることが多いからでしょうね。

ブルマンの場合、ブルーマウンテンエリアと呼ばれるブルーマウンテン山脈の内側の標高800~1200mの指定地域で栽培されているのですが、風味や生豆の大きさ、欠点数などにより厳格に品質が管理され、格付けされていて、「ブルーマウンテン」というブランド名を名乗っていいのは、一部だけなんですよ。

「黄金バランスの珈琲」と呼ばれていて、日本では愛飲者が多いのですが、なぜか浅く煎られることが多く、マスターが外で飲むことは少ないですね。

マスター

マスター

pagetop